12月5日、寒川町民センターホールにおいて、当協会協力のもと「クリスマスコンサート」を開催しました。
当日のスタッフを務めてくださったのは、オレンジカフェの仲間の方々。出演は前半は地元の中学校吹奏楽部による演奏と、寒川町にゆかりのあるプロの演奏家による30分プログラム。
後半は当協会理事長の落合が主催する「ウクレレひろば」の皆さんの演奏や、会場の皆さんと一緒に口ずさむ「懐かしの歌声ひろば」コーナーなどで多くのご来場者と楽しいクリスマスのひと時を過ごしました。
このコンサートには、想像以上に多くのご高齢の方にご来場いただきました。その一方で未就学児をお持ちのお母さまにもご入場可とさせていただきました。お子さんが泣いてしまうことも考え、あらかじめドアに近い席を親子優先席としてご用意。お子様の集中力に合わせて会場の出入りをしやすく工夫しました。
そのうえで『お互いに少しづつの気遣いを持っていただくことで、どなたでも共に心地よい時間を過ごしていただける』ことを司会者のアナウンスでご説明させていただきました。
結果、会場内でぐずって声を上げるお子さんは一人もなく、手渡した鈴を振りながらご高齢のお客様と一緒に音楽を楽しんでいました。
当日は会場に、診療所で音楽療法をさせていただいた患者様（療法をする中で意欲がわいて、地元コーラスグループへの参加を決め、療法はめでたく卒業）にもご来場いただきました。
今後も病院や施設の中にとどまらず、町の中へ出て行って、全ての世代の方々が（認知症があってもなくても）自然に思いやりをもって支え合える仕組みを作っていきたいと思っています。