音楽に特化したオレンジカフェ開催

毎月「オレンジカフェ」という、認知症のご本人やその家族、一人暮らしで外出の機会が少ないご高齢者や医療、福祉関係の方が集える会を行っています。特徴は「音楽をツールにコミュニケーションを楽しめる」音楽に特化したオレンジカフェということです。

日本のどの地域にもいえることだと思いますが、核家族が多くなり、子供が独立した後は高齢夫婦世帯もしくは独居世帯がほとんどとなりました。配偶者が亡くなってしまうと、必要最低限の買い物以外は外出の機会も人とのコミュニケーションも減り、1日中誰とも話さない日も珍しくありません。

若い世代には想像がつきにくいかもしれませんが、40代以上の方の親御さんの生活はそのような現状です。人と話さなければ、自分の考えを伝える必要も無くなるので、漫然と時間が過ぎて行きます。一人でいるのが当たり前になると、身なりを気にすることもなくなりますので、毎日同じような服を着て過ごし、食べ物も毎日似たようなメニューになりがちです。実は、これに慣れてしまうと、ある時から「人と会う」ということがとても億劫になってしまうのです。脳は「なるべく楽をしたがる」という性質があります。一度放棄したプロセスを再び行うことを苦痛に感じます。一人でいることが楽しいと感じていれば良いのですが、実はそうではないのです。なんとなく憂鬱な毎日が重なるうちに生きる気力が奪われていき、やがて本当に病気になってしまいます。

そんなことになる前に、なるべく緊張の少ない形で出会いの場を作っていきたいと、このオレンジカフェを開催しています。話したくなければ無理に自分のことを話さなくても、その場で一緒に歌ってお話を聞き、ちょっと楽器を触って、ほんの少しお茶を飲んで過ごしてもらえれば十分楽しめます。

回も重なればお互い顔と名前も覚えていきますので、少しずつお友達関係もできてきました。「オレンジカフェだけでは物足りない、もっと音楽を聴きたい」という方のために「お茶付演奏会」を催したり、「もっとウクレレを弾けるようになりたい」というかたの為に「ウクレレサークル」の結成も計画中。

もしかすると「演劇サークル」なんていうのもあり得るかもしれません(笑)ご希望があればお知らせください。

 

これらの活動は、当協会の会費により行われています。会員は随時募集しております。入会は、メニューボタンの「会員入会案内」からよろしくお願いいたします。